推しとか恋とか青春とか。

っ、真留君…?


見ると、そこには真留君が。


その真留君の腕は相変わらず腰に回ったままで、これはある意味バックハグ状態。



「ゆにが寂しそうにしてたからつい…」



そう言って笑った翔悟君だけど、その笑顔に可愛さは見えない。


…あぁ、なんかこの雰囲気はやばいような…?



「それでもゆには僕の彼女だから。そういうことされると気分悪い」


「気分悪いのはゆにもなんじゃない?ね?ゆに」



と向けられた翔悟君の瞳に思わず俯く。


気分悪い……ちょっと当たりだ。


でも…"紫波の気持ちも察してあげたら?"これがあるから…


気持ちを押し殺す。



「そんなことないよ?わたしなら大丈夫。ほら、翔悟君はもう帰りなよ。ね?」



お願いだからもう帰ってぇ〜…これ以上真留君を困らせないで…?