推しとか恋とか青春とか。

放課後、昨日同様隣のクラスを覗いてみる。


んー、今日も一緒に帰るのは難しいかな〜?


昨日の子と一緒に、今日はプリントを覗き込む姿があった。


わたしの存在に気づく気配もないし、大人しく帰るか。


と後退りした時、誰かにぶつかってしまった。



「あ、翔悟君?ごめん、大丈夫だった?」



よろけた体を立て直し翔悟君に近づくと、なぜか腕を引かれた。


油断していたわたしの体は簡単に翔悟君と密着…



「ゆにって匂いフェチ?」


「っ、え?」


「この前、俺の匂い嗅いでたでしょ?」



っ、バレてたんだ??


うわ、恥ずかしい…!


…いや、今はそれどころじゃない。


早く離れないと!と思った時だった。


誰かによって、腰回りに腕を通されたわたしの体は翔悟君から離れる。



「僕のゆにに触れないでもらえる?」