推しとか恋とか青春とか。

朱里の気持ちはすごく理解できる。


なんならたった今そう思っていたところだったから。



「でもゆにには彼氏がいるよね?確か…紫波君、だっけ?」


「あ〜…うん。」



彼氏と友達はまだ別だからな〜…


それにクラスが違うからなんとも。



「ゆにと紫波君ってお似合いだよね。1年の時、遠目から見掛けてて2人のこと羨ましく思ってたんだ〜。わたしもいつか彼氏が欲しいな、って…」


「朱里、好きな人とかいないの?」


「ん〜…いない、こともないんだけど…わたしなんて脈なしだよ。話したこともないから」


「このクラス?」


「ううん。4組だよ」



4組か〜……うん、全然分かんないや。


でもこれって恋バナってやつだよね?


うわっ、恋バナしてる…!青春だぁ〜!!


これまで恋バナに縁がなかったから、友達と恋バナするのに憧れてたりしたんだよね。


ほら、紗枝が選んだのは彼氏より勉強だったから。