推しとか恋とか青春とか。

思わぬ誘いに期待が膨らむ。



「わたし、友達作りが苦手で…気づいたら置き去りにされてた。もしかしたら彼方さんも同じなのかな?って…違ったらごめん」


「違うくない!そう、同じ!わたしも出遅れたみたいで悲しんでたところっ!一緒に食べよ?」



と留守な学君の椅子を勝手に引くと、そこに座らせた。



「あ、わたし、浜辺朱里。よろしくね?」


「彼方ゆにです。こちらこそよろしく♪」



浜辺朱里(はまべあかり)


彼女の印象は〜…おしとやか。


物静かで少し遠慮気味な部分があるような…


だけど、こうして声を掛けてくれた彼女とは仲良くしたいと思った。



「ゆに、って呼んでもいい?」


「もちろん!わたしも朱里でいい?」


「うん。でもほんとに良かった〜。友達が1人も出来ないかと不安だったから」


「同じ。友達が居ないなんて嫌だもんね」