推しとか恋とか青春とか。

次の日、今日から普通通りの授業が始まった。


4限目が終わった昼休みの今、わたしは自分を褒め称えている。


なぜなら居眠りすることなく授業を受けられたからだ。


こんなわたしを誰も褒めてはくれないから、自分で褒めてあげるしか……


真留君だったら褒めてくれるのになぁ〜。


…っはぁ…、1人で食べるお弁当程不味いものもないね。


てっきり真留君が来てくれるのかと期待していたけど、期待した姿が現れることはなく、泣く泣く1人でお弁当を広げることに。


紗枝を誘おうとも思ったけど、今朝同じクラスの子と仲良く登校してくる姿を見たから誘えずだった。


周りを見渡して気づいたけど、わたし、完全に孤立してる…?


友達作り出遅れたっぽい。


もうすでにグループが出来てしまっているし、その輪の中に入る勇気もない。


……楽しくない…真留君が居ないクラスで楽しめるはずがないんだ。


なかなかお箸が進まずお弁当に蓋をした時、「彼方さん、だよね?」と1人の女子が話し掛けてきた。



「うん?そう、だけど…?」


「お弁当一緒してもいいかな?」


「え?…」