推しとか恋とか青春とか。

「紗枝、真留君を責めないで?」


「どの口が言ってんの?原因はゆにだよ」


「っ、はい…」



結局この日の昼休みはお説教で終了した。


きっと、もう学君と絡むこともないだろうから、今日みたいな心配をすることはないだろうけど、お礼を言えないままってのは心残り。


ま、いつかお礼を言えたとしても、今更?って思われるだろうし、そもそもわたしにノートを貸したことさえも覚えていないだろう。


学君の中でわたしの存在はそれ程のものだろうから。


…あー悲しい。



「ね、ゆに。6限目の体育なんだけど、どうする?」



とたまに顔を出す小悪魔な真留君。



「真留君に付き合うよ」


「ほんと?じゃ、サボってアイス買いに行こ」


「それって「もちろん僕の奢りだよ」