推しとか恋とか青春とか。

…真留君が運んでくれたんだ…?


うわぁ〜、重かっただろうな〜…


やっぱりちゃんとダイエットすれば良かった。


授業中の校内は静かで、なんだか悪いことをしているような気分だ。


なんて呑気なことを考えながら歩いていると、少し先の下駄箱から出てきたシルエットに足を止めた。



「真留君…?」


「…ゆにっ、」



え、なんで?授業は??



「もう大丈夫なの?痛いところとかない?」


「大丈夫。それより真留君授業は?」


「授業なんて出てる余裕ないよ。ゆにが早く元気になるように色々買ってきた」



と見せたのはコンビニの袋。


それも2袋。


透けて見える中身はどれもわたしが好きそうな食べ物ばかり。



「買いすぎてお小遣い無くなっちゃった」



そう言って笑う真留君に、胸が痛む。