推しとか恋とか青春とか。

「ゆにっ?…ゆにっ!?」



意識が飛ぶ中、真留君の焦った声だけがいつまでも聞こえていたような気がした。


それから目を覚ましたのは、遠くで聞こえたチャイムの音でだった。


なんとなく見覚えのある天井は……保健室?かな。


あれ?なんで保健室なんだっけ?


…あ、ぶっ倒れたんだった!


体を起こし、仕切りのカーテンから顔を覗かせると先生と目が合った。



「あら、起きたのね?どう?大丈夫?」


「あ、はい。あの、わたしって…」


「軽い貧血に寝不足?が重なったみたいね」


「貧血……」



あ、そうかも…


ちょうどアレと被ってる。


今月は少し重めだったけど、そのせいもあるのかな?



「どうする?もう少し休んで行く?それとも教室戻る?」


「……戻ります。」


「そう。分かった。あ、あなたをここまで運んでくれたのは紫波君よ。お礼伝えといてね?」