推しとか恋とか青春とか。

子犬のようなウルウル瞳を向けてくる真留君が可愛すぎて息を飲む。


朝から反則級な可愛さだなぁ。



「もしかして、ないの?」


「え?あっ、ううん!あるよ、あるっ!もちろんある!ないわけないじゃん」



バッグの中からお目当てのものを大事に取り出すと、真留君の机の上に置いた。


うん♪いい感じっ!


ラッピングも中身のチョコも崩れてない!



「わあぁ!ゆにの手作り!?」


「うん。自信作!」


「すごーい!やっぱりゆにはやれば出来る子なんだね?美味しそう!でももったいなくて食べれない…」



表情がコロコロ変わって忙しそうだけど、喜んでもらえたようで良かった。


池田君、ほんっっとうにありがとう!!


未だにキラキラと目を輝かせながらチョコを見つめる真留君を横目に、一気にドッと疲れが…


無事に渡せて喜んでくれた真留君を見た途端、意識が飛んでしまった。