推しとか恋とか青春とか。

あ、ほんとだ。


真留君の雰囲気はあまりよろしくない様子。



「大丈夫。紫波は彼方のことすごく大事に想ってるはずだよ。彼方と紫波はどこか似てるし、お似合いだから自信持って」



マフラーを取りながらそう言ってくれた学君に励まされる。


…そうだ、先のことは誰にも分からないし、分からないことを不安がって悩んでても意味はない。


真留君とならきっと大丈夫!



「ありがとう!学君っ!元気出た。あ、チョコのお返しはいらないからね?じゃ、また」



よーし、本命のチョコ!!


真留君に渡すぞー!



「おはよっ、真留君」


「ゆに、朝から浮気するなんて酷いよ」


「えへへ、浮気じゃないよ。ちょっと雑談してただけ」


「いーや、浮気だね。だってがっくんにチョコ渡したでしょ?」


「あれは友チョコ?みたいなものだから」


「…ふ〜ん。じゃ、僕にもチョコあるの?」