推しとか恋とか青春とか。

っはぁ。


学君ルールはとことんめんどくさいや。


お礼さえも言えないなんて、校則並みにめんどくさい。


……でも、あんな形とは言え、無事にノートを返せたことへの安堵感は大きかった。






「ゆに、ちゃんとした人間にならなきゃダメだよ?わたしたちはもう子供じゃないんだからね」


「分かってるよぉ」


「いーや。全然分かってない。反省の色が見えない」



昼休みに入った途端に始まった紗枝のお説教は20分は続いている。



「紗枝、ゆにも反省してるよ。そろそろ解放してあげて?」


「またそうやってゆにの肩を持つ。こんなゆにになったのは真留のせいでもあるんだからね?」


「え、僕?」



目をキョトンとさせた真留君が可愛い。


確かに紗枝の言う通り、真留君がこうして味方してくれるから甘えてしまう部分はある。