推しとか恋とか青春とか。

ケーキ屋を出て少し歩くと、「ゆに、」と優しく名前を呼ばれた。



「思い出残しに行こ。」


「え?思い出残し…?」


「こっちこっち」



と連れて来られたのはプリクラ機の中。


真留君とプリクラを撮るのは初めてだから緊張するぅ。


学君と撮った時とはまた違った緊張感だ。



「何気に初めてだよね?僕たち」


「うん…だから緊張してる…っ、」


「ん。僕も」



え、真留君も?全然そんな風に見えないけど…?



「ゆに、始まるよ。笑って?」


「あ、うん」



カメラに映るわたしたちの距離感はなんだか微妙で初々しい。


でもそれもそれで有りなのかな?なんて思っていると、「もう少しこっち。」と腰に腕を回され密着状態に…


っ、近いよぉぉ…!