推しとか恋とか青春とか。

……それはそれで嫌、かも。


あの真留君を知るのはわたしだけであってほしい、って思っちゃってる。


だって、あんなのギャップで余計モテるじゃん。


…そんなの…、



「ダメ……絶対ダメ。」


「え?、」


「それ以上モテないで…?わたしを置いていかないで……かっこいい真留君を知るのはわたしだけがいい…っ、」


「ゆに…、」



こんなのわたしのわがままなんだろうけど、これが正直な気持ちだから…


真留君のことが大好きだから、この不安は日に日に膨らんでいく。



「ゆにのことは置いていかないよ。置いていけない。ゆにがそう言うなら僕は変わらない。だから不安がらないで?」



と頭に触れた温かい手に心が満たされる。


本当は、怖くて怖くて仕方がないのかもしれない。


いつ真留君に振られてしまうのか、って。