推しとか恋とか青春とか。

「すっぽかされたんだ?」


「っ、違うよっ。ちょっと待たされてるだけ」


「へ〜。せっかくのデートなのに、どんどん時間が削られていくね」


「…池田君さ、ちゃんと友達いる?わたしはいいけどさ、他の女子にもそんなんだと嫌われちゃうよ?」


「余計なお世話」



とローファーに足を踏み入れた池田君を見つめる。


多分、友達いたとしても少ないだろうな〜。


…わたしみたいに。


別にわたしは多くの友達を求めていないからいいんだけどさ?池田君はそこんとこどうなんだろう?



「池田君ただでさえスパルタなんだから、もっと言葉選びしたほうが良いと思う。この際だし、わたしが友達になろうか?女子の友達少ないでしょ?」



と近寄ると、池田君の瞳が揺れた。



「その前に、僕と友達になるのが先なんじゃないかな?」


「あ、真留君。」



見るとニッコリ微笑む真留君が立っていた。


告白は終わったみたいだね。


……むぅ。