推しとか恋とか青春とか。

「ゆーにっ、」



と再び顔を覗き込ませた真留君に渋々頭を上げると、「お利口さんだね」と笑ってくれた。


そんな可愛い笑顔見せられたら、授業も頑張ろうかな?なんて思えてしまうから、真留君の笑顔には魔法の力的なものがあるのかも…?


…あぁ、でもやっぱり眠い!睡魔がぁ……


大きな欠伸をしていると、紗枝が耳打ちしてきた。



「それ以上ダラけたら真留にチョコの話しバラすからね」


「っ、……」



紗枝が……紗枝が…悪魔化しちゃったぁぁぁ!!


涙目で真留君を見ると、「どうしたの?」と眉を下げる。


…彼氏がいるって大変だぁ…


イベント事にこんな思いしなきゃなのかな?


恋愛はただただ楽しいだけだと思っていたけど、そんなの大間違いだ。



「ゆに、今日は一緒に帰れる?」



真留君の質問に戸惑いながらも頷いて見せると、嬉しそうに笑ってくれた。