推しとか恋とか青春とか。

そう言って顔を近づけてきた真留君にドキッとする。


っ、近いよぉ…朝から心臓に悪い…



「ゆに?」


「ね、寝不足!…面白い漫画見つけちゃってそれで夜更かし」


「…ふ〜ん。そっか。じゃ、後でノート見せてあげるね。ゆにはゆっくり寝てな?」



…っはぁ…何この優しい彼氏……


…好きぃぃ。


チョコ作り、本気で頑張ろうっ!



「何がゆっくり寝てな、よ。彼氏なんだから厳しくしないと!ゆにはどんどん甘えるよ?」



いつの間にか登校してきていた紗枝にハッとする。



「彼氏だから甘やかすんだよ。ゆにはもっと甘えていいの」


「…それでゆにが進級出来なかったら真留のせいになるんだからね」


「進級……、それは困る。ゆに、頑張って起きて?そして一緒に進級しよう?」



紗枝の言葉で一気に真留君が現実人間になっちゃった。


可愛い可愛い天使の真留君でいてくれても良かったのに…