推しとか恋とか青春とか。

逸らした視線を再び学君に向けると、こっちに歩いて来る姿が見えドキッとする。


そのまま真っ直ぐわたしの元までやって来た学君を見つめる。


そんな学君とわたしをみんなも見守っていて……


わたしの青春は終了を迎えたかもしれない。


と変な汗が噴き出す。



「ノート、拾ってくれたんだって?」


「…え?…」



ノート?拾った?……え?


学君の言葉を理解出来ずにいると、真留君が反応した。



「そうそう。さっきそこで拾ったんだよね?ゆに」


「え?……あ〜!そ、そうなの!これ、だよね?」



とノートを差し出すと、「ありがとう。」と無表情でお礼を残し、席に戻ってしまった。


っ、助かった…?


わたし、生きてる??


確認するように真留君を見ると、ニッコリ微笑んでくれていた。