推しとか恋とか青春とか。

なんて言ってくれてる紗枝だけど、ずっとわたし達のことを見守ってきてくれたんだね。


だからそんなことが言えるんだ。


わたしが自分の気持ちに気づけたのは紗枝のおかげだし、きっとわたしの知らないところで真留君のことも支えていたんだと思う。


紗枝には感謝しきれないから今度なんか奢ってあげよーっと。


それから少し雑談をして電話を切ると、一通のメールが届いていることに気づいた。


送り主は学君…?


【明けましておめでとう。今年もよろしく。】と絵文字一つなければ、余計な言葉もないいかにも学君らしい文章。


【あけおめ!こちらこそ、今年もよろしくね♪】


本当は真留君のことを報告しておきたいけど、メールで言う感じでもないし、何よりタイミングが今じゃない気がする。


新学期始まって、タイミングが合えば報告をしよう。


いや、その前に噂で知られちゃうかな?


でもそれはもう仕方ないもんね。


噂を止めることは出来ないだろうし、どんな形で学君の耳に入ったとしても、ちゃんとわたしからも報告はしないとね。


それがせめてもの義理だろうから。