推しとか恋とか青春とか。

ハッキリそう言い切ってしまった学君に頭を傾(かし)げつつ、そういう問題にしてしまおう!と相変わらず能天気なわたし。


…でも、ほんとにもうどうでもいい。


上履きも学校も真留君のことも、今だけは忘れていたい。



「そうだ、彼方。ちょっと付き合って?」


「え、どこ行くの?」


「楽しいところ」



そう言って笑った学君にとりあえず着いて行くと、ゲームセンターに入店。


へぇ〜、学君もこういうところに来ることあるんだ?


なんか意外、かも。


勝手な想像で、学君はこういうところに一切興味がないとばかり思ってた。



「何したい?せっかくだし、彼方がやりたいの全部やろう?」


「ほんと?じゃ〜…これ!」



とわたしが指差したのはエアホッケー。


子供の頃からこれだけは得意だったんだよね〜。


きっとこれなら学君にも勝てるはず!