推しとか恋とか青春とか。

「でも走るのも良いね。頭も気持ちもすっきりしてる」



今のわたしは清々しい。



「…たまには良いよね。こうやってサボるのもさ」


「学君も今日から悪の仲間入りだね」


「いいよ、別に。それがどんな悪でも、彼方の為になるなら俺はなんともない」



…学君…、…


ゆっくり歩き出した学君にとりあえず着いて行くと、あることに気づく。



「っ、学君!わたし上履きぃ〜」



ふと見えた自分の足元を見て驚く。


いきなり走り出した学君だから、ローファーに履き替える暇もなかった。



「似合ってるからいいんじゃない?」


「え、そういう問題?」


「そういう問題。」