推しとか恋とか青春とか。

そう言って向けられた真留君の視線に照れる。



「だけど、このドレス…露出多いね」


「え?…」



それ、たった今学君に言われたばかり…


そんなに露出してるかな?


2人に言われたとなると、なんか気になってしまう。



「これ羽織ってて?ゆにが脱がないようにがっくん見張っててね」



と真留君のカーディガンが羽織らせられた瞬間、カーディガンから真留君の匂いが鼻を掠めた。


真留君の匂いに包まれた時、感じたことのない感情が…


なんだろう?この気持ち……



「じゃ、僕たち行くね?頑張ってね」


「あ、うん…」



紗枝と楽しそうに話しながら去って行く真留君を見つめていると、学君が立ち上がった。



「…紫波には負ける…」