推しとか恋とか青春とか。

見られて減るもんじゃないしね。


というより、学君が気にしすぎなだけだと思う。



「……彼方ってほんと無防備って言うか…もぉ反則」



そう言って座り込んだ学君に驚く。


反則ってなんのこと?


え、何?どうしちゃったの??



「…色々とやばいからクレープ食べたら戻ろ」


「え?あ、うん…?」



…やばい…?何が??


えぇ〜、なんか全然分からないんだけど…?


クレープに齧りつきつつ、学君の様子を伺っていると、「ゆにぃ〜!」と手を挙げて近づいてくる真留君と紗枝の姿が。



「スタンプ頂戴っ」



と差し出されたカードにスタンプを押していると、真留君が声を掛けてきた。



「ドレス、似合ってるね。ゆに綺麗」