推しとか恋とか青春とか。

「あ、紗枝と話してたんだけどね、文化祭が終わったら、お疲れ様会をしよう!って。どう?」



真留君の笑顔に気持ちを切り替える。



「うん!しよう!」


「じゃ、決まり。紗枝と話し詰めておくね」


「ありがとう。」


「いえいえ。僕たちの為に毎日こんなに遅くまで頑張ってくれてありがとう。クラスの代表でお礼を言います」



と頭を下げた真留君はどこまでも良い子。


さっきあんなことを思ってしまったことを悔やむレベルだ。


…真留君と文化祭回れたらいいな…


この時のわたしの中心には真留君がいた。


だから次の日、学君に誘われた時は驚いた。



「文化祭なんだけど、俺と回ってほしい。」


「っ、学君と?」


「…紫波と回る予定だった?」