推しとか恋とか青春とか。

「誘われてないよ」


「ほんと?じゃ、ゆにさえ良ければ僕と「回る!真留君と回るっ」



実は少し前から思ってた。


この文化祭は真留君と回れたらな、って。


夏祭りがすごく楽しかったから、あの延長線を味わえるのは文化祭だな、って…


だから、真留君に誘ってもらえてすごく嬉しい。


だけど、真留君の次の言葉に嬉しさが飛ぶ…



「がっくんに誘われたら、僕は紗枝と回るから気にしないでね?」



それは真留君の優しさからの言葉なんだろうけど、引っかかるものがある。


もしかしたら真留君は誰でもいいのかな?って…


絶対にわたしじゃないとダメとか、そんな気持ちはないのかもしれない。


もちろん真留君にそんな気持ちがあってもなくてもわたしには関係ないのかもしれないけど、わたしは真留君としか考えられなかったから…


その考えを真留君に押しつけたかったのかもしれない。


…こんなのわたしのわがままに過ぎないのにね。