推しとか恋とか青春とか。

まだどこかで気を使っている自分がいる。


それに比べて真留君と居ると素の自分で居れるから楽。


これでも学君に慣れたほうなんだけどね。


クールだと思っていたけど、意外と学君のほうから話題振ってくれたりするし、その辺はすごく有り難い。



「委員会は順調?文化祭楽しみだな〜」


「その楽しみを作ってるわたしと学君の存在を忘れないでね?」



なんて言える程のことしてないけど…



「はぁーい。」



居眠りしかしていないわたしを知らない真留君はそう返事をしたから心苦しい。



「ね、文化祭当日は委員の仕事ないんだよね?」


「あ、うん。多分ないと思う」


「じゃーさ、僕と回らない?」


「え?、」


「もしかして、がっくんに誘われてる…?だったら全然いいよ。僕は紗枝と回ればいいし」



そう言って視線を逸らした真留君に首を振った。