推しとか恋とか青春とか。

筋の通った鼻、形の良い唇……


こうして見ると、一つ一つのパーツが綺麗。


モテるのも無理ないね。


真留君の寝顔を見ながら分かったことがある。


…起こせない、ってこういうことなんだ?


こんなに気持ち良さそうに寝られると起こせないね。


真留君も学君も、わたしにそう思ってくれてるのかもしれない。


もちろんこのまま寝かせてあげたいし、寝顔を見つめていたい…けど、そろそろ起こさないと時間が。


外も真っ暗だし。



「…真留君起きて……真留君、」



ごめんね真留君…


心を鬼にして真留君の名前を呼ぶと、真ん丸な瞳と目が合った。



「…ゆに…?」


「うん。委員会終わったよ」


「…うぅ〜!…そっか、お疲れ様」



大きく伸びをしながら起きた真留君に笑顔を見せる。