っはぁ……なんて言うか、うわ〜…


今、自分の気持ちを表せない。



「ゆに、当たり引いちゃったの?」


「真留君…これは当たりとは言わないよ。ハズレだよぉ」



涙ぐみながら机に項垂れると、眉を下げた真留君の顔が覗き込まれた。



「僕に手伝えることがあったら言ってね?何でもするから」


「…ありがと。」


「でも、まさか相手ががっくんとはね…」



と真留君の視線が学君に向いたように、わたしも学君の背中を見つめる。


学君がパートナーとなれば、それなりの文化祭が出来るだろうけど、なんだか気が重い…


きっとそれは、学君が完璧すぎるから。


何かあればすぐに手を抜く、サボるほうに思考が向いてしまうわたしからすれば、学君の完璧さにはついていけない。


だから、パートナーが学君ってのは良かったのか、そうじゃないのか…