好きって言ってもいいですか?

次の日。




朝から、甲高い声で電話がかかってきた。




「おはよう、昌。




今日も会ってくれない?」




いい夢からいきなり起こされた俺は思わずムッとしてしまう。




「高野・・・俺はもうお前と会う気はない。




電話もしてこないでくれないか?」




「あら、やだ。昌。前みたいにミドリって呼べばいいのに。



それにあなたに会う気がなくても、



あたしがあなたに会いたいのよ」



彼女の嫌な笑いが俺を取り巻く。




「俺はもう、お前にしてあげられることはない。



俺には大切にしたい人がいるんだ。



だからもう、お前に会いたくない。」




俺の本当の気持ちを彼女に告げる。




「わかったわ・・・」




彼女はその一言を言うと電話を切った。



携帯電話から虚しい音が鳴り続けていた。