好きって言ってもいいですか?

「翠ちゃん・・・ごめんね。



俺はやっぱり今すぐに諦めるなんて無理なんだ。




だから、俺さ・・・まだ翠ちゃんの事好きでいても




いいかな・・・?」



白石くんの悲しげな瞳があたしの心を射抜く・・・



「でっでも・・・あたしは昌さんのことが好きなの。



白石くんが待ってても・・・!!!!」



あたしは、白石くんの目から逃げるように道路に視線を



泳がせる。



そこで、あたしの鼓動がドクン・・・ドクン・・・て



鳴り出した。



白石くんもあたしの変化に気づき、視線の先を見る。




「あれ・・・?あれって翠ちゃんの・・・?」



白石くんの言葉は、あたしの頭を通りぬけていく。



あたしの目には、昌さんと昌さんの腕に絡まる女性が見えた。