それから翔の協力もあって俺は




世間一般的にカッコイイと言われるまでになった。




友達はとても驚いていたけど(笑)




俺は、自分が変われたのは彼女のおかげだと思った。




そして、最初に会った時に感じていたこの淡い想いを




彼女に伝えたいと思った。




だから、思い出の入学式があった講堂に彼女を呼び出した。




「昌くん?どうしたの?




なんだか入学式の時みたい。




半年前にここで昌くんと会ったんだもんね」




彼女の綺麗な顔が可愛く笑っている。




「高野。俺・・・高野のおかげで変われたんだ。




俺さ、入学式で会った時から・・・




好きだったんだ」




俺の告白を聞き、彼女は「あたしも!」




って笑顔を見せてくれたんだ。




思わず抱きしめて、彼女の甘いコロンの香りに酔いながら




2人で思い出の場所でキスを交わした。