先生のおかげ







沢山泣いた。






頭の中で色んな考えが巡った。



…私、治るのかな、




…どんな、治療するのかな?





…痛いのかな?






…私、、この先、…




…どうしよう、、








朝日がさしてきたことにも気づかずに、

一睡も出来ずに次の日を迎えた。








ガラガラ





(おはようっ、)




(って、どうしたのっ!)






私の真っ赤に充血しためと、顔色の悪さに驚いて、先生がこっちに走ってきた。



(…昨日眠れなかったんだね。)





「…コクッ、」




(次からは夜眠れない時ナースコールしてくれていいからね。)





先生はとっても優しい声だった。






(でもね、毎回先生が来れるわけじゃないから、、もう1人の先生今度紹介するね!優しい先生だから安心して。)





先生はニコッと笑うと私をそっと抱きしめた。





(…辛かったね。ごめんね1人にして)






先生の温もりで安心したのか、急に眠気が襲ってきた、





コクッ、、、、コクッ、、、、



私はそのまま寝てしまった。






(…寝たかな?、)




先生は私が寝たことを確認すると、そっとベッドに寝かし布団をかけてくれた。



(今日はいっぱい寝な…)




先生は悲しそうな顔をして、私を見つめていた。