──。
「大丈夫?」
「え?」
「その腕の痣?」
二階堂くんは私の腕の痣を見て顔を歪ませた。
「あ、うん!大丈夫。ごめんね」
「染谷のこと、本当に気にしなくていいから」
「え?」
私たちは近くにあった公園のブランコに腰かけた。
「あいつさ、素直だから、きちんと断れば、大丈夫だとは思うんだけど、どうしてだろ。片想いしてた時間が長かったからかな?」
「あ、あのっ!」
私は二階堂くんに、勇気を出して話しかけた。
「ん?」
「名前は、」
「あ、俺?二階堂 優」
「あの、二階堂くん、その、ありがとう」
「……え?」
「その、困ってるとこ、助けてくれて。普通はスルーしちゃう人が多いから」
あの時みたいに。
「だから、助けてくれてありがとう!」
…………。
沈黙が降りる。
「ブッ、はははははははは!」
「……へ?」
二階堂くんは、急にすごく笑い始めた。
「ご、ごめんごめん。君、すんごい生真面目だからさ。つい笑っちゃった。ごめん」
「え?あ、いえ!」
私って生真面目なのか、な?
「あ、そういえば君の名前聞いてなかったよね。教えて?」
「あ、私は星名 楓です」
「かえでって木っていう字に風って書くの?」
「あ、はい」
「そうなんだ。素敵な名前だね」
ドクッ。
そんな事を言われたのは初めてだ。いつも男の子みたいなお名前ねと言われてきたから。
「っていうか、敬語で話すのやめてね。同じ学年でしょ?」
「は、はい。じゃなくて、うん」
「何て呼べば良いかな?星名さん?」
ブルッ。
寒気がした。染谷くんみたいに呼ばれたく、ない。
「嫌、だよな。じゃあ、楓でいい?」
「え?!」
「嫌か?」
「嫌というか……」
急に呼び捨てで呼ばれたら……。
「じゃあ、楓、ね。俺のことは優って呼んでくれたらいいから」
「あ、うん!」
「もう、部活から帰って来る人たちが出てくるかもしれないから、帰ろうか。家はどこ?」
「あ、えっと、A町だよ」
「俺もそこら辺。じゃ、一緒に行こうか」
私たちはブランコを降りて、公園を並んで出た。
背の高い優くんは、私に歩幅を合わせてくれている。流石完璧王子。
「楓は何組なんだっけ?」
「私はC組。優くんは?」
「俺はB組。隣のクラスなんだな」
そんな他愛もない話をしていたら、私の家に着いた。
「私の家はここだよ」
「ん。覚えとくわ。ちなみに俺の家はもっと先」
「そうなんだ」
「うん。じゃあ、また明日な」
「あ、うん!また明日ね」
優くんとバイバイしてから気づいた。
私、明日も優くんと会うってこと…?
「大丈夫?」
「え?」
「その腕の痣?」
二階堂くんは私の腕の痣を見て顔を歪ませた。
「あ、うん!大丈夫。ごめんね」
「染谷のこと、本当に気にしなくていいから」
「え?」
私たちは近くにあった公園のブランコに腰かけた。
「あいつさ、素直だから、きちんと断れば、大丈夫だとは思うんだけど、どうしてだろ。片想いしてた時間が長かったからかな?」
「あ、あのっ!」
私は二階堂くんに、勇気を出して話しかけた。
「ん?」
「名前は、」
「あ、俺?二階堂 優」
「あの、二階堂くん、その、ありがとう」
「……え?」
「その、困ってるとこ、助けてくれて。普通はスルーしちゃう人が多いから」
あの時みたいに。
「だから、助けてくれてありがとう!」
…………。
沈黙が降りる。
「ブッ、はははははははは!」
「……へ?」
二階堂くんは、急にすごく笑い始めた。
「ご、ごめんごめん。君、すんごい生真面目だからさ。つい笑っちゃった。ごめん」
「え?あ、いえ!」
私って生真面目なのか、な?
「あ、そういえば君の名前聞いてなかったよね。教えて?」
「あ、私は星名 楓です」
「かえでって木っていう字に風って書くの?」
「あ、はい」
「そうなんだ。素敵な名前だね」
ドクッ。
そんな事を言われたのは初めてだ。いつも男の子みたいなお名前ねと言われてきたから。
「っていうか、敬語で話すのやめてね。同じ学年でしょ?」
「は、はい。じゃなくて、うん」
「何て呼べば良いかな?星名さん?」
ブルッ。
寒気がした。染谷くんみたいに呼ばれたく、ない。
「嫌、だよな。じゃあ、楓でいい?」
「え?!」
「嫌か?」
「嫌というか……」
急に呼び捨てで呼ばれたら……。
「じゃあ、楓、ね。俺のことは優って呼んでくれたらいいから」
「あ、うん!」
「もう、部活から帰って来る人たちが出てくるかもしれないから、帰ろうか。家はどこ?」
「あ、えっと、A町だよ」
「俺もそこら辺。じゃ、一緒に行こうか」
私たちはブランコを降りて、公園を並んで出た。
背の高い優くんは、私に歩幅を合わせてくれている。流石完璧王子。
「楓は何組なんだっけ?」
「私はC組。優くんは?」
「俺はB組。隣のクラスなんだな」
そんな他愛もない話をしていたら、私の家に着いた。
「私の家はここだよ」
「ん。覚えとくわ。ちなみに俺の家はもっと先」
「そうなんだ」
「うん。じゃあ、また明日な」
「あ、うん!また明日ね」
優くんとバイバイしてから気づいた。
私、明日も優くんと会うってこと…?
