「最低!」



バチン―…

音と共に頬に走る痛み


「ってぇ…何すんだよ」

「何すんだじゃないわよ!もう別れる!バイバイ」


俺を睨みつけ乱暴に閉めるドア


バン―…



「ちっ…何だよ」


ってかまじ痛ぇ…
かげんってのしんね―のかよあいつ



あ…俺は

 高木 順一 高校一年



さっきの?
さっきのは彼女…

いや元カノか?
そうだな、たった今別れたんだし



ま、こういうのは慣れてるしなぁ
別に追いもしないってぇの

にしても、ぶたれんのは腹たつな…くそ