「花音、俺は花音のことを愛している。だから、これからも共に生きていきたい」
勇人の口から初めて『愛している』なんて言葉を聞いた。
自分で言いながら顔を赤くする勇人がなんだかかわいい。
おそらく勇人はシャイで、自分の気持ちを言葉にするのが苦手なのだろう。
私自身もその傾向があるから、気持ちはわかる。
「私も、勇人のことを愛しているわ」
昔からずっと。
なんで今まで私たちは言葉にしなかったんだろうか。
お互いの気持ちを確認していれば、こんなことにはならなかったのに。
「じゃあ、離婚の話はなしでいいな?」
「はい」
誤解が解けた以上、勇人から離れたいとは思わない。
これからも一緒にいたい。
「そう言えば、体は大丈夫なのか?」
「ああ、そのことだけれど・・・」
そうだった、そのことをまだ伝えていなかった。
でも、子供ができたと伝えたら勇人は何て言うだろう。
もしかして、困った顔をするのかもしれない。
「どうした、何かあったのか?」
「うん。今日近くのクリニックに診察に行ったのよ」
「それで?どこか悪いのか?」
「いいえ、そうではないんだけれど・・・」
普段の様子から子供好きには見えない勇人が、妊娠を喜んでくれる気がしなくて言葉が止まる。
どうせいつかは話さないといけないとわかっていても、やはり怖い。
「花音、お互い言葉にして伝えようって話したばかりだろ?」
「そうね、じゃあ」
フーッ。
私は一度大きく息を吐いてから勇人を見つめた。
勇人の口から初めて『愛している』なんて言葉を聞いた。
自分で言いながら顔を赤くする勇人がなんだかかわいい。
おそらく勇人はシャイで、自分の気持ちを言葉にするのが苦手なのだろう。
私自身もその傾向があるから、気持ちはわかる。
「私も、勇人のことを愛しているわ」
昔からずっと。
なんで今まで私たちは言葉にしなかったんだろうか。
お互いの気持ちを確認していれば、こんなことにはならなかったのに。
「じゃあ、離婚の話はなしでいいな?」
「はい」
誤解が解けた以上、勇人から離れたいとは思わない。
これからも一緒にいたい。
「そう言えば、体は大丈夫なのか?」
「ああ、そのことだけれど・・・」
そうだった、そのことをまだ伝えていなかった。
でも、子供ができたと伝えたら勇人は何て言うだろう。
もしかして、困った顔をするのかもしれない。
「どうした、何かあったのか?」
「うん。今日近くのクリニックに診察に行ったのよ」
「それで?どこか悪いのか?」
「いいえ、そうではないんだけれど・・・」
普段の様子から子供好きには見えない勇人が、妊娠を喜んでくれる気がしなくて言葉が止まる。
どうせいつかは話さないといけないとわかっていても、やはり怖い。
「花音、お互い言葉にして伝えようって話したばかりだろ?」
「そうね、じゃあ」
フーッ。
私は一度大きく息を吐いてから勇人を見つめた。



