暑い夏は冷たい晴に恋をする


はぁとため息をついて、クッキーをカバンにしまい、そばにあったパイプ椅子に座った。


「何してんだ?用もないのに居座るな。」


シンプルに確信をつかれて明らかにしょんぼりしている私。


「はーい…。」



仕方なく、教科室を出る。クッキーどーしよー。自分で食べればいいのだが、私はクッキーはバニラ派なのだ。

ていうかチョコは好きじゃない。それでも作ったのは先生がチョコ派と知っているからなのに…


お姉ちゃんはなんと卵アレルギーなので、当然食べれない。


こうなるとクッキーの行き場は…