暑い夏は冷たい晴に恋をする


「それでね!先生、『可愛い』って言ってくれたの!」


「とーぜん!あれがダメならもうその先生はダメだよ。人じゃない。」



その日の夜、私は今日のことをお姉ちゃんに伝えた。


「その先生もしぶといねェ。ていうかツンデレ?」


「ツンデレ?先生は確かにツンツンしてるよ。でもデレはしてくれないし。」


先生が私に好意を持ってるなんて欠片も感じないし、今日も可愛いとは言ってくれたけど、


そこに恋愛要素は感じなかった。まぁ、可愛いって言われただけで、ウルトラハッピーなんですけどネ。


「じゃあ明日もオシャレする?私が飛びっきり可愛くしてあげる!」