「それでね!先生、『可愛い』って言ってくれたの!」
「とーぜん!あれがダメならもうその先生はダメだよ。人じゃない。」
その日の夜、私は今日のことをお姉ちゃんに伝えた。
「その先生もしぶといねェ。ていうかツンデレ?」
「ツンデレ?先生は確かにツンツンしてるよ。でもデレはしてくれないし。」
先生が私に好意を持ってるなんて欠片も感じないし、今日も可愛いとは言ってくれたけど、
そこに恋愛要素は感じなかった。まぁ、可愛いって言われただけで、ウルトラハッピーなんですけどネ。
「じゃあ明日もオシャレする?私が飛びっきり可愛くしてあげる!」
