「俺は教師じゃなくなるんだ。」 それって…教師と生徒の関係がなくなるってこと…?わたしの沈みきった心の中で何かが光った。 「でも、お前が高校生である以上、俺はお前に手は出せない」 つまり…そういうことなんだよね…?わたしは胸から込み上げてくる感情に体を震わせた。 「お前が卒業したら俺はお前に答えるから。だから…あと一年、待てるか?」 わたしは先生を抱きしめる力を強くして、まっすぐに一瀬先生の目を見た。 「待てるよ…ずっと待ってるもん。」