「うん。」 いっぱい考えたけどわからなかった。何を聞かれたっけ… 「なんだよ。覚えてないのはお前じゃないか」 なっ…なんだっけ…そんな会話したっけ? 「じゃあもう一回聞こうか」 先生はわたしを優しく抱き上げ引き寄せた。シトラスの香りが鼻をくすぐりなんだかさらに涙が出てしまう。 「俺のこと待てるか?」 そうだ。思い出した。待てる?って聞かれたことあるな…。わたし…なんで答えたっけ。 「待てるって…どういう…」 先生は強くわたしを抱きしめた。あぁ…なんでずるい人なんだろう。