「なんだよ。お前らなんかあったのか?」
いっ一瀬先生鋭い…、やはり名探偵なのか…?
「内緒ー。それより用ってなんすか。」
内緒と言われた先生は、何やら不機嫌そう。まぁ、生徒にあんな言い方されたらいい気はしないか。
「はい。お前は中間赤点だったからな。これ解いて3日後にもってこい。」
バシッと力強くプリントを渡す先生は怒ってるようにも見える。
「はぁ?だる。って、天野さんもプリント持ってるじゃん。せっかくだし一緒にやろっか」
私の返事も聞かず文化祭の時のように腕を引っ張られてしまった。
「待っ待ってください!私はっ」
と同時に反対側にぐいっと引っ張られてしまい、私の体は綱引き状態になってしまった。後ろを見ると一瀬先生がさっきよりも力強く、私の腕を掴んでいた。
「せっ先生…?いっ…痛いです」
先生は、ハッとしたように私の腕を話した。ちぇ。話さなくても少し力を緩めてくれれば良かったのに。
