暑い夏は冷たい晴に恋をする


「なんで?って顔だね。今日文化祭があるって聞いて思わず来ちゃった」



そんな顔に出てたのかな…思わず自分の顔を触ってしまう。


「夏に会いにね。それにしてもすごい格好だね。思わずみとれちゃったよ」



私に会いに…?確かにまた会いたいとは言われてたけど、社交辞令みたいなのかと思ってたよ。ん?みとれちゃった?急に顔の温度が急激に上がった。



「みっみとっ…!じゃなくてっ、私のクラス中華料理店やってるの!わっ私に会いに来たなら絶対行ってね!」



看板を主張して噛み噛みだけど宣伝した。須磨さんは笑みをこぼしてて、この場にいる女性たちが須磨さんに見とれているのがわかる。ほんとに隣にいるのがこんな豚ですみません。



「もちろん行くよ。どうせなら夏に接客してもらいたかったけど無理そうだね。でも会えて嬉しいよ。夏頑張ってるみたいだし、僕はもう行くね。」



夏という呼び方はどうも慣れない。男の人に名前を呼ばれることなんてないから。でも慣れないとっ。いつか一瀬先生に呼んでもらえるかもしれないし!



「あっそうだ。夏、今度また遊んでくれる?」



遊ぶ?またご飯食べいくとかでいいのかな?遊園地とかそういうのは先生と行きたいから遠慮したいな、


「食事とかなら…」




「良かった。また誘うね」



須磨さんはそう言って私の頭を撫でると、満足そうに笑ってその場から去っていった。