暑い夏は冷たい晴に恋をする


「なっちゃん!どこ行ってたのー」



こうくん…エプロン似合いすぎじゃない?お母さんみたい。慣れた手つきで、チャーハンを炒めていて、ますますお母さん感がすごい。



「ごめんね。少し色々あって…でも切り替えて精一杯頑張ります!」


こっそり耳元でパーカーのことを教えると、こうくんは、今にも叫びそうな顔をした。


ホールに出ると、仕事はしているがどこか上の空の桜木さんがいて、何かあったのか聞きたい衝動に駆られてしまったが、何とか押えた。


「ご来店ありがとうございます」



マニュアル通りに仕事をテキパキこなす。やはりこんな格好をしていると、いっぱいはなしかけられる。


最初は戸惑って何回も桜木さんに助けて貰っていたが、だんだん慣れてきて対処できるようになって来た。


あっという間に一日目が終わり明日は2日目!2日目は外部からも来るからもっと忙しくなる。



それに先生と一緒にいる約束をした。一方的に押し付けただけだけど。帰りも制服の上から、一瀬先生のパーカーを来てルンルンな足取りで帰った。