暑い夏は冷たい晴に恋をする



わけも分からず走って着いた先は準備室。いないのなんてわかってるのにここに来てしまった。


それでも…休むくらいいいよね?



「いっ一瀬先生!」



いないと思ってた。私の大好きな人はそこにいた。嬉しすぎる。怖いって気持ちと嬉しいって気持ちが混ざってもう涙腺崩壊。



「は?なんで泣いてるの?」


わかってる泣くなんてめんどくさいよね。というか、この格好してたの忘れてた。幼児体型すぎて恥ずかしい。もうわけわかんなくて色々あって涙が止まらない。



「とりあえず落ち着け。」


そう言って先生は、パイプ椅子を出して私を座らせてくれた。背中もさすってくれて…もう幸せすぎる。



だんだん落ち着いてきた。涙は出なくなったけど目が赤くなってしまった。


「で、どーしたんだよ。そんなにないて。」


キスされたなんて言えるわけがない。思わず自分の口を拭ってしまう。



「なんだよ。キスでもされたのか?」