暑い夏は冷たい晴に恋をする

「あのっどうしてここにっン」


「俺一目惚れしちゃった。」


えっ、今のはえっ、急に狭山さんの顔が近くなったと思ったら唇に…



「っ////////」


思い出して明らかに沸騰してしまう。その姿を見て狭山さんは楽しんでるみたいだった。



「可愛い。もしかしてファーストキスだった?俺が初めて?」




ファーストキスですよ。はい。私は首を縦に降った。初めては好きな人が良かったな…。涙が込み上げてきそうだがそれを堪えて代わりに口を抑える。



「じゃあ俺が天野ちゃんの初めて全部貰う」



そう言って首筋を中指でなぞる狭山さんに、ときめきより恐怖を覚えてしまった。


「やっやめて!」



思いっきり狭山さんを突き放すと、彼は後ろによろけてしまった。そのすきに非常階段を抜け出す。