『セーラー服を脱いだら、キミは…』スカートが捲れた、その時ボクは… 番外編

目を開けたら武頼がいた


ん…

私、寝たんだ


結局どっちが先に寝たんだろ


もう一度目を閉じて武頼の胸に顔を埋めた


幸せ…


ん?

武頼、腕枕してくれてる


人生初腕枕かも…


クリスマスの時
お泊りダメって言われたけど

腕枕したかったって言ったの
覚えててくれたのかな?


だったら嬉しい♡


このままずっと寝てたいな

武頼が起きたら
この幸せは終わっちゃう


武頼、好き…


武頼に抱きついた


「理央…起きた?」


武頼、起きてた

起きたのバレた


「起きてない」


「起きてるじゃん」


「でも、このままがいい」


せっかく武頼に腕枕してもらってるんだもん

まだこのままでいたい


「でも、ごめん…」


え…


武頼の腕が私から逃げた


「武頼、なんで…?」


「…しびれた…」


「え…ごめん…
もしかして、ずっとしてくれてた?」


「うん…
やっぱりなんか寝れなくて
理央のこと抱きしめたくなって…
ごめん…」


「謝らないでよ
別にいいよ
好きなんだから仕方ないよ
私も大好き♡」


大好きな彼と迎える
甘い朝


「…」


武頼、声にならないくらい
痺れてる