『セーラー服を脱いだら、キミは…』スカートが捲れた、その時ボクは… 番外編

そんな感じで1日が終わった


「武頼
今日、楽しかったね」


「うん、楽しかった
誘ってくれて、ありがと」


「無理矢理来てもらったみたいで、ごめんね」


「そんなことないよ
これからは、ふたりでもどこか行こうよ
理央が仕事で疲れてない時に」


「うん、いつでも行きたい」


「楽しみにしてる

理央、寒くない?
ちゃんと布団掛かってる?」


「うん、寒くないよ」


「じゃあ…オヤスミ」


「うん…オヤスミ」


武頼と同じベッド


な、はずない


別々のベッドでオヤスミを交わす


あーぁ…今日が終わった


暗くなった部屋

耳を澄ます


武頼の寝息聞こえるかな?


それより
レンレンと先輩の声聞こえるかな?


隣の部屋をひとつ挟んで
その隣の和室

布団くっつけるとか言ってたな…

聞き耳立てるとかよくないよね


私は手を伸ばしても
武頼に届かない


オヤスミのキスくらい
ねだればよかった

そしたらキスだけじゃすまないか…


さっきの続きしたかったな

思い出しただけで熱くなる

武頼は思わなかったかな?


男ってみんな
ただ下心しかないと思ってた


武頼は違う

武頼みたいな人もいるんだ…って
付き合ってから思った


たぶん知ってたから
武頼と付き合った


武頼はいつも
私の気持ちを優先してくれる人だから

だから好きになった


優しくて
大好きな人


武頼の隣にいきたい


武頼はちゃんと寝たのに…


私は気持ちがおさまらない

盛ってるわけじゃない


ただ武頼が好きなだけ