『セーラー服を脱いだら、キミは…』スカートが捲れた、その時ボクは… 番外編

武頼と一緒にいたいけど
武頼の浴衣直視できない

いつもと雰囲気違って緊張する

武頼は緊張してないのかな?


武頼が私のすぐ隣に座った


ん?


こんな広い部屋なのに

こんな近く


「理央とせっかくふたりでいるから
近くにいたいな…って…

近すぎるかな?」


至近距離で武頼と目が合った


近すぎて焦点がボヤける


「近すぎない
もっと近くがいい」


何言ってるの?私

意味わかんない


「ご、めごん!
私だけ、さっきからずっと慌てちゃって

なんか、緊張っていうか
焦りてっいうか

武頼は冷静で落ち着いてるのに…

あ、落ち着いてるっていうか
もしかして、ひいてる?」


あー…

何言ってるんだろう私


「冷静…なんかじゃないよ
ボクも緊張してる
今日、会った時からずっと…

もしかしたら
卒業式から今日までずっとかも」


「え…武頼も?」


「うん…緊張ヤバい

理央がかわいくて
理央が好きすぎて

ヤバい
キスしたくなる」


え…

武頼って、そんなこと言うんだ


「うん…しよ…」


「先生たち戻ってくるかも…」


「来ないよ」


ーーー


私から強引にキスした


私、のぼせすぎでしょ

いろんな意味で


熱い

きっと温泉のせい


「理央…」


ーーー

ーーーーー


「武頼…」


ーーーーー

ーーーーー


止まらなくなる


武頼の浴衣を掴んだら
武頼が私の髪を撫でてくれた


これ、始まるやつ?


それはちょっと…


武頼とは卒業式の日
初めてしたけど
でも本当は温泉旅行で…って約束してて

武頼も絶対覚えてる


でも今日は
ふたりだけじゃなかった


レンレンたち戻って来たら
ホントにヤバい


「あ…えっと…武頼…」


「ん…あ…ごめん
オレがキスしたいって言ったから…」


「んーん…
私がキスしたから…」


とりあえず冷静になろう


やっぱりふたり部屋がよかったな…