見てないならそれで
私の気持ちは少し落ち着いて

でも武頼を蹴ってしまったことは
なかったことにはならなくて
反省文を書くことになった


武頼は
放課後一緒に残って反省文を手伝ってくれた


きっと優しい人なんだ


そぉ思ったら少し心を許してしまった

私のいけないところかもしれない

武頼と付き合ってからも言われた
理央は無防備すぎるって


その日初めて話した
私の過去のトラウマ

その日初めて話した武頼に
誰にも話した事ない話をしてしまった


なんでかな…


あの時はまだ
武頼と付き合うなんて
もちろん思ってなかったし

これからもそんな接点ないかな…って
この人に話しても損も得もなさそうだけど
誰かに聞いてほしくて話したんだと思う


話した後
恥ずかしくなった


朝からの出来事を
全部忘れてほしいって言った


武頼は少し寂しそうな顔をした


次の日から私は武頼の存在を無視した
元々私の中になかった存在だし


私も忘れるから
武頼も忘れてよ


なのに


武頼が本当は私のパンツを見たって
先生から後日反省文を渡されてショックだった


やっぱり男って嫌い


心を許して話した自分がバカだった