「理央、大丈夫だった?」
ボクに背を向けて
セーラー服に袖を通す理央に問いかける
「うん…大丈夫…」
なんか、ダメだったかな…?
「やっぱり、痛かった?…ごめん」
「んーん…大丈夫だよ」
理央はボクを見ないで
セーラー服のリボンを通した
「理央、じゃあ、こっち見てよ」
さっきまで触れてた肌と肌
急に温もりが離れて不安になる
「ヤダ…」
「え…ごめん…なんか、ごめん」
えっと…
終わった後のことはボクは予習してなかった
こーゆー時、どーしたら…
理央の伸びた髪が揺れた
理央?
震えてる?
「理央…」
「…」
え…やっぱり怖かった?
「理央、ごめん」
理央の後ろ姿を抱きしめた
「武頼…」
声、震えてる
理央は泣いてた
「ごめん!ホントにごめん
やっぱり怖かったよね
ボクのせいで…理央ホントにごめん!」
やっぱり
我慢するべきだった
「ちがう…ちがうの…
…
男の人って、こんなに優しんだ…って…
武頼に抱かれて思ったの
…
寒くない?痛くない?
理央、大丈夫?って…
…
なんで、そんなに優しいの?
なんで、いつも優しくしてくれるの?」
腕の中の爆弾は今日もかわいくて
今日もボクをハラハラさせる
あの日、風が吹いてなかったら
理央はまだボクの存在を知らなくて
ボク達はそのまま卒業してた
理央はまだ
男の人に偏見をもって生きてたかもしれない
ボクは精一杯この爆弾を
爆発させないように丁寧に扱う
それは理央が…
「なんでって…
…
理央が好きだから…
…
理央が大切だから…
…
これからも、大切にしたから…」
爆弾ていうよりも
大切な…
大切な宝物
「武頼、いつもありがと
…
今日は
武頼の勝ちでいいやって思ったけど
やっぱり私の勝ち!
…
私の方が絶対
武頼のこと好きだから!
…
もぉ…また好きになった
…
どーしよ…
すごく、好き…」
理央
ボクが爆発しそう
腕の中の宝物を壊れないように
大切に包み込んだ
せっかく手に入れた宝物
なくしたくない
ボクに背を向けて
セーラー服に袖を通す理央に問いかける
「うん…大丈夫…」
なんか、ダメだったかな…?
「やっぱり、痛かった?…ごめん」
「んーん…大丈夫だよ」
理央はボクを見ないで
セーラー服のリボンを通した
「理央、じゃあ、こっち見てよ」
さっきまで触れてた肌と肌
急に温もりが離れて不安になる
「ヤダ…」
「え…ごめん…なんか、ごめん」
えっと…
終わった後のことはボクは予習してなかった
こーゆー時、どーしたら…
理央の伸びた髪が揺れた
理央?
震えてる?
「理央…」
「…」
え…やっぱり怖かった?
「理央、ごめん」
理央の後ろ姿を抱きしめた
「武頼…」
声、震えてる
理央は泣いてた
「ごめん!ホントにごめん
やっぱり怖かったよね
ボクのせいで…理央ホントにごめん!」
やっぱり
我慢するべきだった
「ちがう…ちがうの…
…
男の人って、こんなに優しんだ…って…
武頼に抱かれて思ったの
…
寒くない?痛くない?
理央、大丈夫?って…
…
なんで、そんなに優しいの?
なんで、いつも優しくしてくれるの?」
腕の中の爆弾は今日もかわいくて
今日もボクをハラハラさせる
あの日、風が吹いてなかったら
理央はまだボクの存在を知らなくて
ボク達はそのまま卒業してた
理央はまだ
男の人に偏見をもって生きてたかもしれない
ボクは精一杯この爆弾を
爆発させないように丁寧に扱う
それは理央が…
「なんでって…
…
理央が好きだから…
…
理央が大切だから…
…
これからも、大切にしたから…」
爆弾ていうよりも
大切な…
大切な宝物
「武頼、いつもありがと
…
今日は
武頼の勝ちでいいやって思ったけど
やっぱり私の勝ち!
…
私の方が絶対
武頼のこと好きだから!
…
もぉ…また好きになった
…
どーしよ…
すごく、好き…」
理央
ボクが爆発しそう
腕の中の宝物を壊れないように
大切に包み込んだ
せっかく手に入れた宝物
なくしたくない



