『セーラー服を脱いだら、キミは…』スカートが捲れた、その時ボクは… 番外編

「理央、ごめん…
ずっと研修で理央の方が疲れてるのに…
ずっと理央と会いたかったのに…

ごめん…
こっち来て…」


ベッドに伏せたまま理央を呼んだ


「武頼、どーしたの?
私、なんか怒らせた?
なんでもなくないでしょ
ちゃんと言ってよ」


理央は帰らなかった

ボクの隣にいてくれる


理央を抱きしめた


「理央…
クリスマス、楽しかったよ」


「ん?うん…私も楽しかった
あ!プレゼントありがと
今日、履いてきた」


佐伯先生と選んだ
理央のクリスマスプレゼントは

毛糸のパンツだった


しかもピンクでバックプリントが♡

佐伯先生が絶対それがいいって言うから

菊池さんはスカート短いからいつも寒そう
女の子は下半身冷やしたらダメだから

そう言うから…


「温かいよ」


ボクの腕の中で理央が言った


「うん…佐伯先生にもお礼言っといて…」


「うん
新学期、履いていこう」


「理央のプレゼントも嬉しかった
ボクの好きなところ」


「ハハハ…
好きなところって言うか…
私は武頼の嫌いなところないよ」


「それは…今も?」


「え?」


「あれから何日か経ったし
今日もボクのこと、ちゃんと好きなのかな…

ボクのこと好きとか言っても
ボクより好きな人いたりするかもだし…」


さっき引っ掛かってたこと


「ん?武頼、ちゃんと言ってよ
意味わかんない」


「だよね…ごめん…

ボクには理央はもったいないんじゃないかって
ちょっと不安になったのと

さっきの理央の写真見て
あんな姿の理央、初めて見たし
ボク以外の人も見るんだな…って思ったら
なんか…嫌なんだ」


ごめんね理央

ボクはこんな小さい男なんだ


理央、呆れた?


「ハハ…アレね
確かにね
そーゆーふうに見られると
ちょっと恥ずかしい」


「あ、ごめん…
そーゆー変なことじゃなくて…
あの…えっと…」


恥ずかしいのはボクだ


エロいと思われた

気持ち悪いと思われたかも…


あー…新年早々やらかした