理央の家に戻って来た


「理央…これからも、好きだよ」


理央の家の前
理央がしゃがんでた


「武頼…なんで…」


「理央、家入らないと風邪ひくよ
ほら、鼻水出てるじゃん」


ボクもしゃがんだ


理央の目線に合わせたら
理央は泣いた


「理央!?どーしたの?」


「だって…武頼に…
武頼に会いたいと思ったら…
泣きそうになって…
鼻水も出てきて…
ずっと泣くの我慢してて…

そしたら武頼が…武頼が来てくれた」


「うん…
ボクも会いたくなった

理央がかわいくて会いたくなった

すごく大切な人だなって思った

理央、ボクも大好きだよ」


ーーー


しゃがんだまま理央にキスした


「私の方が好きだから…」


「うん、知ってるよ
ボクは理央に勝てない」


理央は負けず嫌いで
好きな気持ちはボクより負けたくないらしい


ーーーーー


いつもボクより深いキスを返してくる


そんな理央が

ボクは本当に


「メリークリスマス、理央」


「ハハハ…サンタさん来た」


理央には言わないけど

理央に負けないくらい大好きだ


「「ハ…クシュン!」」


「「ハハハハハ…」」


メリークリスマス


クリスマスってこんなに楽しかったっけ?